ライセンス取得の流れ

1.まずはCカード(ライセンス)を取得する

ダイビングを始めるには、まずCカード(ライセンス)を取得する必要があります。
Cカードの取得と申請の手続きを行ってくれる場所が「ダイビングサービス(ダイビングショップ)」となります。
ライセンスの取得にあたっては、以下の講習を受ける必要があります。

  • 「学科講習」
  • 「実技講習」
  • 「学科試験」

この3つの過程をクリアし、指導団体と呼ばれるダイビングの教育機関にCカード(ライセンス)の申請を行います。
Seapass(シーパス)では、学科講習の部分を、PC・スマホを使っていつでも行う事が出来ます。

2.ダイビングの準備をする

2.ダイビングの準備をする

ダイビングをはじめるためにはCカード(ライセンス)が必要ですが、Cカードを取得するために必要なものは以下の3つです。

  1. 取得する時間
    (基本的には学科講習1日、プール実習一日、海洋実習二日が最低でもかかります)
  2. 講習費用
    (4万円代~8万円代ぐらいが相場です。講習内容や海洋実習の実施場所、器材講習の有無などによって金額は上下します。事前によく確認をしましょう)
  3. 水着

あとは行動力さえあればダイビングは始めることができます。
「泳げないのでダイビングできないのでは…」と不安がる方もいらっしゃいますが、ダイビングを通じて水に慣れていくうちに序々に泳げるようになる場合が多く、過度に考え込む必要はありません
レギュレーターをくわえ、水中で呼吸ができるため泳ぎが得意でない方でもダイビングをすることが可能です。
とはいえ、水中であることには変わりありません。
緊急時などはまったく泳げないと危険ですので、ライセンス取得の受講時に最低限のスキルは身につけておきましょう。

ライセンスを与える以上、カナヅチのまま海に送り出すような指導団体はありませんので安心してください。
泳ぎが不得意であることをはっきり伝えて、一緒に取り組んでくれるダイビングショップを選びましょう。

3.コース、日程の決め方と学科講習について

Cカード(ライセンス)を発行するダイビングショップを選ぶ場合、以下のよう選択肢があります。
どの取得方法もメリット、デメリットがありますので、自分のニーズにあった取得方法を決めましょう。

都市部にある都市型ショップ

ショップに集合して海やプールまでインストラクターと一緒に移動、講習を行いないます。
日程を連続することなく小分けにできたり、取得以降も気軽に行けたりするため、アドバイスなどを受けやすいメリットがあります。

海岸部にある現地サービス

自ら現地の海まで足を運び、そこで講習を行います。
宿泊して一気に取得する場合がほとんどなので短い時間で自分の行きたい海で取得することが可能です。

旅行を兼ねて遠方リゾートで取得

各種旅行社が取り扱っているダイビングツアーではカードが取得できるコースも多数あります。
特に海外で取得する場合は旅行を兼ねつつ、安く取得できるとあって人気もあります。ただし、遠距離になるため取得後、直接のアフターフォローはなかなか難しくなります。そのままペーパーダイバー化してしまう方も多いパターンです。

3-1.コースを選ぶ

ショップが決まったら、どんなコースを受けるかを決めましょう。
一般的なコースには以下のようなものがあります。

  • とりあえず、Cカードだけ取得するコース
  • 器材まで購入するコース
  • インストラクターまで一気に駆け上がるコース

など、ショップによって様々ですが、選べるコースはたくさんあります。

3-2.ダイビングショップ、コース選びの注意点

コース選択の際には、自分の意志をはっきり伝え、ショップの勧誘などはあくまでアドバイスとして聞くにとどめ、決して流されないようにしましょう。
予算をオーバーして苦しいローンを組むなんていうのは楽しいダイビングが苦痛なものになってしまいます。
最近では自分に合ったフレキシブルなスケジュールを選べるショップがほとんどです。
週末だけで講習を進めていくコースや、平日の夜連続して受講していくコース、海外で合宿免許のように一気に済ませてしまうコースなど、自分のライフスタイルに合わせて選びましょう。

3-3.コースの申し込み

コースも決まり、料金、条件なども納得できたらいよいよ申し込みです。
必要事項を記載する申し込み書に記入する際は、注意深く契約内容をチェックしましょう。
ここでも、面倒くさがらずに説明を聞いたり、疑問を解消しておきます。
ショップによっては、ここでギアの購入などについて決めなければならない場合もあるのでよく吟味しましょう。
安全面で考えると、使い慣れていて操作方法を熟知しているギアを装備したほうがもちろんベターですが、もしダイビングを続けない場合、高額なギアが物置に…ということにもなりかねません。

無理にショップの都合に合わせず、自分にとって本当に必要なのかを良く考えてから決めることが大切です。
ただ、プロの意見を何でもかんでも否定してしまう事もよくはありませんので、きちんと納得できるように話し合いましょう。

4.実技講習について(プール講習)

4.実技講習について(プール講習)

海に出る前にプールで実際にダイビング器材を使って潜る練習をします。(これは限られた水域(限定水域)での行なわれることもあります。)
目安は約8時間程度。プールに入る前にウエットスーツの着方、脱ぎ方からマスク、フィン、BCD、レギュレーターなどの操作方法を確認します。
難しい操作は必要なく、インストラクターも同伴しているため機械オンチの人でも問題ありません。
操作方法を確認したら、いよいよ水中へ。
プールの中で練習するのは「潜降」「マスククリア」「耳抜き」「浮上」「フィンの使い方」など基本的なスキル。
理解の深さ、技術の習得度、本人の希望などによって、わかるまで教えてくれるので自分が納得するまでやってみましょう。

5.実技講習について(海洋講習)

5.実技講習について(海洋講習)

いよいよ海へ!
海洋実習は自動車免許でいうところの「仮免講習」のようなもので、約4ダイブが目安となります。
プールと違って水が意外に冷たかったり、波があったり、ボートに乗ったりと異なる環境に戸惑うこともあるかも知れません。
でも、この水面を超えると、驚くほどのブルーの海水、気持ちよく浮かぶ感覚、数えきれない魚やサンゴが待っています。
そんな事を考えていると海洋実習はあっという間でしょう。
インストラクターはいつもそばにいますし、プールで行ったスキルのチェック以外は「海で楽しむ」ことが目的なので、難しいことは何もないはずです。
もちろん、スキルや体調面で不安がある時などは、必ずインストラクターに相談しながら進めていきましょう。
この海洋講習の最初の1本が、記念すべきログブックの1ページ目に刻まれることになります。

海洋講習のポイント

  1. 海に入ることを「エントリー」と言います。海況やダイビングの方法によって様々な入り方があります
  2. 海面で集合、いよいよダイビング開始!呼吸を整えてゆっくり入りましょう
  3. ロープに掴まり耳抜きをしながら海底へ。一緒に潜る人の目を見ながら安全を確認しつつ潜りましょう
  4. プール講習でのおさらいと一通り行います。砂や波などプールとは違う自然環境に慣れましょう
  5. 講習で「ダイビングを楽しむ」ことも教わる。自分なりの「楽しみ方」を見つけましょう
  6. 海中には初めて見るような生き物も。危険な生物もいるのでやたらと手を触れないように注意が必要です

6.テストについて

学科講習で習ったことがきちんと理解されているか、確認のためのテストがあります。
テストと言っても落とすためのテストではなく、きちんと理解しているかと調べるテストですので、これに落ちてダイバーになれないということはありません。
水中という危険と隣り合わせな場所を、安全に楽しむためのサービスと考えてください。
テストでわからなかったところは何度でも教えてくれるので、時間の差異はあれ、誰でも必ず合格します。

7.ライセンスの発行

7.ライセンスの発行

学科講習、プール実習、海洋実習まで終了し、インストラクターが一人前のダイバーと認めると、コースを修了した証しとしてCカードが発行されます。
Cカードはショップでの手続き後、指導団体からご自宅かショップに送られてくるのが一般的です。
オープンウォーターカード以上の場合だと、習得した知識とスキルの範囲内なら、世界中の海でダイビングができることになります。これであなたもダイバーの仲間入りです。
※オープンウォーターカード:水深18m以内の水深の水域で日中のみ潜水可能。ただし洞窟でのダイビング不可のライセンス。この下に「スクーバダイバーカード」がありますが、これを取得する方はほとんどいません。

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